サックスの買取金額はメーカーやモデルによってある程度変わってきますが、ちょっとした一工夫を加えるだけで査定額アップにつながります。高額買取を狙って、ぜひ試してみてください。

サックスを高く買取してもらうコツ

価格の相場はあくまでも相場であり、状態の良しあしや売るタイミング、買取店などによっても金額は大きく異なってきます。せっかく売るなら、誰でも高く売りたいところでしょう。そこで、サックスを高く買取してもらうコツを紹介します。

買取査定依頼前にきれいに掃除

当然ながら、きれいに掃除されているサックスと指紋だらけのサックスとでは、見た目の印象が大きく変わります。買取においては、査定する人から良い印象を持ってもらうことはとても大切です。指紋だらけのサックスは、普段から手入れもされていないと感じられ、査定価格の低下にもつながります。掃除の方法は以下を参考にしてください。

クロス(ポリシングクロス)を使って掃除

サックスはクリーニングクロスを使って拭きとりましょう。おすすめのクロスは、手のひらより少し大きいサイズのポリシングクロス(YAMAHAのネル素材のクロス。きめ細やかで柔らかい生地が特徴)です。

どうしてもクロスがない場合は、アルコール分の無いウェットティッシュでも代用できます。ウェットティッシュで拭いた後は、水分を残さないようタオルやハンカチで軽く拭きとりましょう。

元値の安いサックスでも、掃除がされているだけで査定額がアップすることは少なくありません。簡単でも良いので、買取前には必ず掃除をしておきましょう。

掃除の際は傷やパーツの破損に注意

掃除は大事ですが、傷がついたりパーツが破損したりすれば買取価格の大幅なダウンになりかねません。掃除の際には以下の点に注意してください。

・強く擦り過ぎない
クロスでもウェットティッシュでも、あまりゴシゴシ拭くと傷がついてしまう可能性があります。掃除のときはそこまで強く擦る必要はないので、優しく拭いてあげてください。ティッシュで拭くと傷がつきやすいためNGです。

・パーツの扱いは慎重に
サックスは非常に細かなパーツにより組み立てられています。キー部分やリガチャー、マウスピース部分などを拭く際には、パーツが外れてしまわないよう慎重に行ってください。

・連結部分は握らない
以下の連結部分は曲がりやすいため、強く握らないよう気を付けて下さい。

サックスの高額買取のためには日々のメンテナンスも大事

買取前に掃除をするのも大事ですが、高額買取を狙うなら日々のメンテナンスが非常に大事です。すぐに売るわけではないという方は、今日からでも正しいメンテナンスを行いましょう。

メンテナンス方法

1.ネックとマウスピースを本体からはずします。
2.クリーニングスワブを通して、管内の水分を取り除きます。
3.クリーニングスワブの出し入れを3~4回繰り返します。クリーニングスワブも定期的に洗濯しましょう。
4.ネックやマスピースは、小さいクリーニングスワブで水分を取り除きます。
5.タンポとトーンホールをペーパーで水分を拭き取ります。
6.タンポのベタつきが気になる場合は、パッドガードを使って解消します。
7.最後にクロスを全体的に磨き上げ、丁寧にケースに保存します。

適度な湿度を保つためにおすすめなのが、モイスレガートです。モイスレガートとは、高性能吸水高分子を使った湿度調整材のこと。ケースの中に入れておくだけで、楽器にとって最適な湿度を保ってくれる優れものです。

ひび割れや反り、タンポ・リードの乾燥も予防。常に最適なコンディションで楽器を維持できます。高額での楽器買取を希望する方はぜひ持っておくことをおすすめします。

サックスは高く売れる時期に買取

サックスは、時期によって大きく買取金額が変わることはありません。ただし、店舗によっては買取強化キャンペーンをよく行っている時期があるので、そこを狙うと高額買取が期待できます。

3月、7月が売り時

3月になると、部活に入って新しく楽器を始める学生たちが増えることもあり、楽器買取店では強化買取キャンペーン行うケースもあります。こうした時期を狙うと、他の月よりも高い買取金額がつきます。

また、夏のコンクールが終わる7月ころに楽器を売る学生もいるため、買取を強化する店舗があります。3月を逃してしまった方は、7月も合わせてチェックしてみましょう。

使わなくなったらすぐ売るのもポイント

もう一つ覚えておきたいのは、使わなくなった時点でできるだけ早めに売ることです。「学校を卒業してサックスを吹かなくなった」「これまで吹奏楽団に入っていたけど退団した」といった際に、一度物置にしまってしまうと、その後は放置されがちです。

物置にしまいっぱなしにするとカビや臭いの原因にもなり、いざ買取に出す際にはもともとの査定額よりグッと落ち込んでしまいます。サックスを売るなら、使わなくなったタイミングでできるだけ早めに売るようにしましょう。

サックス買取時は付属品も一緒に売る

サックスを買取する際に、以下のような付属品がある場合は一緒に依頼しましょう。単体で売るよりも買取額アップが見込めます。

ケース

サックス奏者なら、ほとんどの方がケースを持っているはず。ケースの有無は買取価格に大きく影響しますので、買取時には必ず一緒に出してください。ちなみに、買取店によっては、セルマーのハードケースが10,000円以上の金額で買取されたという実績もあります。

買取時は買った当時の状態により近いのがベストのため、少しでも買取価格を高くしたいなら、ステッカーなどを取っておくのが無難です。シール剥がしスプレーを使ってきれいに剥がせば、買取価格への影響も最小限で済みます。

〇買取不可になるケース
あれば高額買取が期待できるケースですが、以下のような場合は買取不可となることもあります。
・ひどい汚れや破損、錆がある
・本体とサイズやメーカーが合っていない

ただし、必ず売れないわけではないため、買取時に一度買取可能か聞いてみる価値はあります。ケースだけで買い取ってもらえることもあるため、純正のケースと、後から買ったケースがある場合は両方査定に出してみましょう。

〇サックスケースの種類
サックスのケースもソフトケース、ハードケースで多様な種類があります。中でも、下記の商品は人気もあるため高く売れる可能性が高いです。

・BAM アルトサックスケース トレッキングケース
・BAM アルトサックス ハイテックケース 4101XL/4101XLP
・BAM アルトサックスケース キャビン・エトワール
・BAGS サックス ファイバーケース
・C.C.シャイニーケースII
・PROTEC セミハードケース PB-304CT
・NONAKA アルトサックス 超軽量パックケース
・H.SELMER アルトサックス ライトケース

その他にも、高く売れるケースはあるので、本体と合わせてぜひチェックしてみてください。

取扱説明書

先述したように、買取時は購入当初の状態に近い方が良いため、取扱説明書もあると買取価格アップにつながります。取扱説明書は、捨ててしまう人もいるかもしれませんが、家のどこかにしまっているかもしれないという方は、一度探してみることをおすすめします。

保証書

保証書もあると買取アップにつながります。店舗印が押されているとさらなる高価買取も期待できます。

ストラップ

ストラップは好みに合わせて変えている方や、汚れが目立ってきたので買い替える人も多いかもしれません。もし購入時と同じストラップでなかったとしても、一緒に出した方が高額買取になりやすいです。

通常のストラップは1,500~3,000円程度の価格で販売されており、買取価格も数百円程度です。しかし以下のストラップは10,000円以上で販売されているため、高額買取が期待できます。

・Oleg エルゴノミックストラップ(ハーネス)
・Neotech サックス プラクティスハーネス
・breathtaking LithePremiumII

マウスピース

マウスピースは単体でも強化買取が行われているほど、サックスにとって重要なパーツです。普段使いのものを一緒に出すのはもちろんですが、複数持っている人は、一緒にすべて買取に出せばさらなる高額買取が期待できます。

リガチャー

マウスピースとリードを固定する締具であるリガチャーも、もちろん一緒に買取に出しましょう。楽器店によっては、このリガチャーを単体で買い取っているところもあります。

キャップ

サックスをケースに片づける際、ネックの接合部分に取り付けるキャップ。エンドプラグ(エンドキャップ)と呼ばれ、本体やオクターブ連動パーツを保護する大事な役割があります。数百円程度の安いものが多いですが、デザインや機能性に優れたものだと単体で2,000~3,000円ほどで販売されているため、買取価格アップにもつながります。

お手入れ用具

バルブオイル、クロス、ロータリーオイルといったお手入れ用品も、店舗によっては一緒に買い取ってもらえます。サックスを売るなら使わなくなるものなので、一緒に出してみると良いでしょう。

リード

リードは、使いかけのものは一緒に出しても買取価格にはほとんど影響しません。ただし、未使用のものなら買い取ってもらえる可能性も高いです。10枚入りのものを買って余っているといった場合には、一緒に出してみてください。

その他

他にも、以下のようなサックス用品を持っている方は、一緒に買取に出してみてください。
・自宅での練習で使うミュート(消音機)
・管内の腐食を防ぐために館内に差し込むパットセイバー
・運搬時のキーワークへのダメージを予防するキークランプ
など

価格交渉する

楽器買取に限りませんが、お店では価格交渉が可能なところも少なくありません。店頭や出張買取で依頼する際には、ぜひ交渉して査定アップを狙いましょう。ただし、ただ高くしてほしいと言うのではなく、お店にとってメリットとなりそうな内容を話すのがポイントです。

たとえば、購入した時期、保管の仕方、どれくらい使ったかなど。その内容がお店側に有利になりそうなら、ぜひ伝えてみましょう。スタッフの方と直接話さない宅配買取やネット買取の場合でも、申し込み記入欄に備考などを書く欄があるケースがほとんどのため、そこにアピールポイントを記載すればOKです。

サックス買取の店舗実績を確認

大切な楽器を買取に出すなら、やはり信頼できるお店に依頼したいところ。サックスの知識が少ない買取店に依頼すると、本来の価値より安い金額で買い取られてしまう可能性もゼロではありません。楽器の知識があるお店か、これまでの実績はどうかなど、買取に出す前に、一度お店の情報をチェックしておきましょう。調べておきたいのは、たとえば以下のようなポイントです。

・買取価格
・年間の買取実績
・サックスの買取実績
・キャンセル料や返送料の有無
・出張買取や宅配買取の有無、手間の掛かり具合
・入金スピード
>>「楽器買取おすすめランキング」を見る

ちなみに、サックスの買取価格の相場は、お店によって大きく差があることも。たとえば、人気のモデルであるYAMAHAのYTS-34IIとYAS-82Zで比較してみると、以下のような差があります。

YAMAHA YTS-34II
楽器店A:60,000円
楽器店B:50,000円

YAMAHA YAS-82Z
楽器店A:195,000円
楽器店B:115,000円

とくにYAMAHA YAS-82Zで見ると、なんと80,000円もの差があります。店舗によって、その商品を強化買取しているケースなどもあるので、少しでも高く売りたいなら複数のお店で見積もってもらうのが安心です。
>>「サックスの相場一覧」を見る

また、お店の評判が気になるなら、実際に利用した人の口コミをチェックすればより安心です。
>>「楽器買取店の口コミ・評判」を見る

人気メーカーなら高額査定の可能性大

サックスの人気メーカーといえば、YAMAHA、Yanagisawa、SELMERの3つです。これらのメーカーは楽器屋でもよく売れるため、買取価格も高額になりやすい傾向にあります。

・YAMAHA(ヤマハ)
YAMAHAは初心者向けのものも多く、吹奏楽でも多く使われるため、学生から大人まで幅広く人気があります。

・Yanagisawa(ヤナギサワ)
Yanagisawaは、日本が誇るサックス専門メーカー。一本一本職人の手によりこだわり作り上げられているため、希少価値が高いです。楽器は品薄状態であることも多く、手に入りにくいことから、高額買取になりやすいです。

・SELMER(セルマー)
SELMERは、サックスの最高峰ブランドと呼ばれるメーカー。学生やアマチュアプレイヤー、有名プロプレイヤーまで幅広い層から愛されており、高い人気を誇っています。

(参考https://www.yamano-music.co.jp/instrument/sax/brand.html)

サックスの買取基準

買取店でサックスを査定する際に、どういった基準で見ているのでしょうか。サックスの買取基準は以下の通りです。

中古のサックスを高く売る方法

1.サックスのメーカー・型番

買取基準で一番重要なポイントは、やはりメーカーや型番です。有名な型番の商品であれば、数十万円する場合もありますし、販売価格は数万円の初心者用サックスであれば、買取価格も高くても10,000~30,000万円程度になります。

サックスの主要メーカーはYAMAHA、Yanagisawa、SELMERと先述しましたが、その他にもビュッフェ・クランポン、ユリウス・カイルベルトといったメーカーもあります。あまり知られていませんが、ビュッフェ・クランポンはクラシック奏者に、ユリウス・カイルベルトはジャズ奏者に人気のあるメーカーです。主要メーカーではないから安い、というわけではないので、まずは査定を依頼してみましょう。

2.状態・見た目

買取の査定において2番目に重要なのが、状態や見た目です。どんなに人気のモデルであっても、傷や凹みがあったり、買取時にほこりがかぶっているような状態であったり、あるいはケースやパーツの欠損などがあったりすれば、大きなマイナスポイントになります。

状態の良いサックスと悪いサックスで比較すると、買取価格に3倍以上の差がつくことも。反対にいえば、安物のサックスであっても、見た目や状態が良ければ、そのモデルの中のMAXの買取金額がつきます。汚れなどにより50,000円の査定額となってしまったサックスも、本来は150,000円くらいの価値があった、というケースは少なくないのです。

3.サックスの仕様

3つ目のポイントは、サックスの金属部分の素材や、表面仕上げ方法といった仕様による違いです。

金属の素材

サックスの金属部分に使われている素材は以下のようなものがあります。

・真鍮(ブラス)
加工のしやすさ、耐蝕性の高さなどから、非常に多くサックスで使われているのが、銅と亜鉛を混ぜた真鍮という銅合金です。配分は個体によって異なりますが、サックスでは銅65%/70%・亜鉛35%/30%のイエローブラスが一般的です。銅75%/85%・亜鉛25%/15%だとゴールドブラス、銅90%・亜鉛10%だとレッドプラスとなります。

・ブロンズ
ブロンズは、銅と錫の合金です。真鍮ほどではありませんが、こちらも比較的多く出回っています。

・銀
銀の素材を使ったサックスもありますが、出回っている本数は少なく、非常に高価です。純銀ではなく、シルバー度を維持するために銅を少し混ぜています。遠くまで響き渡るパワフルなサウンドに仕上がります。銀素材のサックスは、当然買取価格も非常に高額となりやすいです。銀は高価すぎるため、銅や亜鉛などを混ぜたジャーマンシルバーもあり、こちらは銀に比べて少し安めとなっています。

表面仕上げ

サックスをはじめ、管楽器ではラッカー塗装や金メッキ仕上げがされています。ラッカー塗装にもいくつか種類があります。

・クリアラッカー仕上げ(CL)
サックスや金管楽器で多く取り入れられているのが、このクリアラッカー仕上げです。パワフルで艶やかなサウンドが特徴。

・ゴールドラッカー仕上げ(GL)
クリアラッカーに黄色や赤色の塗料を混ぜたラッカーです。見た目の華やかさが特徴。近年では、サックスやトランペットはこのゴールドラッカー仕上げを採用していることが多いです。

・ブラックラッカー仕上げ(BL)
クリアラッカーに黒の塗料を混ぜています。サックスでは少し珍しいタイプのため、高価買取になる可能性も十分あるでしょう。

・銀メッキ仕上げ
サックスではあまり見られませんが、銀メッキ仕上げもあります。クリアで柔らかいサウンドが特徴です。

・金メッキ仕上げ
華やかな見た目と音割れのしにくさなどが特徴の金メッキ仕上げ。ラッカーに比べて抵抗感があり、且つきちんと手入れをしないと変色してしまうなど、上級者向けとなります。希少で高価なため、金メッキ仕上げは高額買取になる可能性が高いです。

サックスは一工夫で高額買取も期待できる

サックス買取を依頼した場合、思ったような査定額にならずにがっかりした人も多いと思います。しかし、メンテナンスがきちんとされていなかったり、付属品を一緒に出していなかったりしたせいかもしれません。

ここで紹介した方法を取り入れるだけで、査定額がアップする可能性は十分にあります。一度買取を依頼してみて、安かったからやめてしまったという人も、細かい部分を掃除してみたり、取扱説明書を探してみたりしたうえで、再度買取を依頼してみてはいかがでしょうか?